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アジア熱処理技研株式会社は、高精度・高品質の熱処理技術により、お客様に満足頂ける熱処理加工品を提供します。

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〒372-0854 群馬県伊勢崎市飯島町540-2

1社1技術

ガス軟窒化+ホモ処理の複合処理
 
ガス軟窒化とホモ処理の複合処理により、ガス軟窒化処理で得られる、
耐疲労性・耐摩耗性の向上に加え、耐食性・装飾性の向上が得られる。
ガス軟窒化炉とホモ処理炉を保有しており、一括生産が可能。 

ガス軟窒化+ホモ処理の複合処理の優位性について

■ガス軟窒化による表面改質

鉄鋼材料のほとんどに適用可能で、温度域が550℃~590℃と低いため、熱処理による変形が少なく、
自動車部品を始め幅広い分野で適用されている。アンモニアガスと浸炭性ガスを主反応とし、拡散した
窒素により鋼中に窒化物を生成し、最表面に化合物層(ℰ層)を、内部には拡散層を作り、耐摩耗性・
耐疲労性の向上を目的とする。

  • 耐摩耗性の向上(高硬度・低摩擦係数の化合物層の効果)       
  • 疲労強度の向上(残留圧縮応力、結晶の転位、結晶の滑り破壊の抑制)       
  • 耐食性の向上(化合物層の窒化物による耐食性の向上)          
  • 耐熱性の向上(高温軟化性の改質)


■ホモ処理法による表面改質

500℃前後の温度中に水蒸気を入れ、ワークに黒錆(Fe304)の被膜を生成させる。この膜は密着性
が良く、多孔質であるため、油浸した後で使用するとその保油性により、耐食・耐摩耗性を向上させる。


■複合処理(ガス軟窒化+ホモ処理)

ガス軟窒化処理で作られたN化合物は、上記でも挙げた通り耐熱性があり、600℃付近まで軟化しないが、
ガス軟窒化+ホモ処理によって両方の特質を持たせ、耐食性や耐摩耗性をそれぞれの単独処理時よりも
向上させる。またこの処理を施すことで、表面は綺麗な黒色となり、耐食性にも優れていることから、
メッキ等の後加工を削減することもできる。


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