アジア熱処理技研株式会社は、高精度・高品質の熱処理技術により、お客様に満足頂ける熱処理加工品を提供します。

軟化熱処理

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焼準処理(焼ならし)

材料の物性改善や加工性の向上を図る上で重要な熱処理技術です。
正確な温度管理と適切な保持時間で、その効果の度合いが決まります。
弊社では真空炉による処理と大気炉で行う処理があり、素材の状態から完品に近い中間処理まで対応が可能です。

加工の特徴

材料の内部に蓄積された応力を緩和して寸法安定性を向上させると同時に、結晶粒を再結晶化させることで、粒界が均一化し、機械的特性を改善することが可能です。
精密機械部品や精密加工部品の製造において危惧される「材料の歪みや変形」を最小限に抑え、加工精度を高めることにも役立ちます。
鋳造部品、溶接部品、鍛造部品など、適用範囲が広いため、多様なニーズに対応できるというメリットがあります。

適用可能材料

SCM415、SCM420、SCR420などを主とした鋼材全般に対応可能

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焼鈍処理(焼なまし)

真空炉を使用する焼鈍の他に、大気炉での低温焼鈍、光輝焼鈍炉を使用した光輝性を損なわない処理など、目的に応じて使い分けることが可能です。

加工の特徴

焼鈍とは、鋼を加熱してから徐冷することで硬度を低下させ、粘り強さを高める目的で行われます。
この過程で金属内部の結晶構造が変化し、加工性や耐久性が向上します。
焼鈍処理は、目的や素材に応じて細かく手法が分かれています。

完全焼鈍

鍛造加工や切削加工の前に実施し、加工性を高める処理です。

応力除去焼鈍(歪とり焼鈍)

切削や溶接等の内部応力を開放し、耐久性や加工性を向上させる処理です。
低温焼鈍とも呼ばれます。

磁気焼鈍(真空処理)

加工等により磁化してしまった軟磁性材料から、磁化した組織をもとに戻すための処理です。純鉄や電磁ステンレス、ケイ素鋼板等に行います。

適用可能材料

SUY、SWCH、S10C等の鋼材全般に対応可能。

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